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岡村靖幸 in 新木場STUDIO COAST×2日間行ってきた。岡村ちゃん、本当にカッコよかったわー。

自分は家庭教師ツアー以降のライブはだいたい行ってるんだけど、今思うと、やっぱり4年前のツアーのときの岡村ちゃんはどこか苦しそうに見えた。なんだか思い詰めたような濃さや鋭さがそこにあって、それは決して音楽自体に悪い作用を及ぼすものじゃなかったけど、でも歌ってるときも、ダンサー2人を従えて踊ってるときも、言いようのない閉塞感みたいなものに絡め取られてた気がする。今思えばだけど。

でも今回は、岡村ちゃん本人が全編すごく楽しそうで、ステージでこぼれそうな笑顔を振りまいて、グッとスリムになった体躯で自由自在にキレッキレのダンスを繰り出してた。ずっと信じて待っててくれたファンのためにちゃんと努力して、最高のコンディションでステージに立ってる岡村ちゃんの姿は本当に感動的だったです。超エモくって。しかも1日目より2日目のほうがずっとよかったし(と、おれは感じた)、これからどんどんよくなっていくはず。なにそれすごい。

ほんとこれからの活動に希望が見えるステージで、岡村ちゃんの音楽はこれからもずっと続いていくんだってはっきりわかった。それが一番嬉しかったなあ。

余談だけど、去年は小沢健二のライブを観れて、今年は岡村靖幸のライブが観れて、生きてるとちゃんといいことあるんだなあっていうのも思ったりした。

そういえば小沢健二の「ラブリー」と岡村靖幸の「だいすき」ってなんか似てる気がする。どっちの曲も、ポップソングとしてめちゃめちゃ突き抜けた場所にあって、別にファンじゃない人でも知ってるくらいの代表曲なのに、コアなファンの人に聞いてもたぶんみんな「好き」って言う。そこを両立してるのすごいよなあって。