毎日がぬくもり天国!布団乾燥機ニュージェネレーション

今年買ってよかったものベスト3、栄えある第1位は布団乾燥機でした。

いやいや、確かに普通の製品だけど、ちょっと待ってほしい。数年前、家庭用布団乾燥機業界にちょっとした革命が起きたのを皆さん知っていますか。おれは知らなかった、っていうか最近知った。

布団乾燥機はもちろん昭和の時代からある定番の家電で、1977年に三菱電機が初号機を発売して、そこから各メーカーが参入したってWikipediaには書いてある。それから35年間わりと静かな状態が続いてきたんだけど、2012年9月に象印が新機種を投入して歴史がググッと動いた。

象印が開発した「スマートドライ」というその商品には、なんと袋がなかったのだ。

そもそも布団乾燥機の素晴らしさ自体は皆さんご存じですよね。あのばっちり暖められてサラサラになった布団にもぐりこむときの気持ちよさと言ったら、それはもう言葉にできないくらい。でも、あの乾燥用の袋をホースにセットして広げて、使い終わったら畳んで片付けるっていう、あの工程がどうにも手間で、それでだんだん使うの億劫になってしまう。そういう経験を誰もがしていると思う。

その手間をゼロにしたのが象印のスマートドライ。なんと袋なしで、大きく開いたノズルから強力な温風を一気に吹き込んで布団全体をあっためるという新システム。その斬新な発想と圧倒的な便利さに人々は拍手を送り、スマートドライはたちまち大ヒット商品になったのだった。

もちろん他のメーカーも少し遅れて動き出し、2年後の2014年12月には日立が「アッとドライ」という同コンセプトの商品で追従。さらに2015年2月にはアイリスオーヤマが「カラリエ FK-C1-WP/P」というアイテムで袋なし布団乾燥機シーンに参入した。そして本家の象印もマイナーバージョンアップの新モデル「RF-AB20」を8月にリリースし、9月にはパナソニックが重い腰を上げて「FD-F06X1/S1」を投入。各メーカーによる袋なし布団乾燥機の時代がやってきた。

そんな中、自分が買ったのは一番コンパクトで値段もこなれていたアイリスオーヤマのカラリエという機種でした。ただ、正直これから買うなら上記のどのメーカーのでもいいと思う。基本的な機能はどれも変わらないし、どれも最高なんじゃないでしょうか。

とにかく袋なしの布団乾燥機を導入したことで自分の生活の幸せ度がワンランク上がったことは間違いないですわ。毎日寝る前に60分間布団乾燥機をかけておくだけで、布団に入るのマジ楽しくなる。思わず声が出るレベル。

というわけで、今年買ってよかったと思ったものはだいたい毎日使うものでした。たまに使うものより毎日使うものにお金かけて、毎日ちょっと楽しい気持ちになるのがいい。