コロコロコミックとの出会い

時代は昭和。小学生になってしばらくしてから念願のお小遣い制が導入されたわけだけど、1日10円という決まりだったので、もらい忘れることが多かった。うまいこと忘れずに毎日もらえたときは3日分ためてチュッパチャプスを買うことにしていた。
でもある日近所の商店をのぞいたとき、そこでおれは異様な厚さの「コロコロコミック」という雑誌を発見する。黄色い表紙の中心に大きく位置するのはもちろんドラえもん。「ちょ、おま……www」と動揺する小学生のおれ。恥ずかしながら、初めて物欲が芽生えた瞬間だった。欲しくて欲しくてたまらずに、なんらかの手段を使い、手に入れた記憶がある。
いまはもうあの頃みたいな物欲はなくなってしまったなー。どっとはらい